出張日記

2007年

9月11日(火)

アシアナ航空1015便で羽田を午後一時発。
ソウル金浦空港15時着。今回の目的は国立ソウル大学に於いて講演会。ソウル大学の金光鉉先生が空港に迎えに来てくれた。そのままホテルへ。チェックイン後キムヨンスー先生のご子息がホテルに来て古道具屋街へ連れて行ってくれる。いつ見ても韓国の古道具(古道具と呼ばれるものは100年以上前のもの。中には李王朝のものもある)は良い。いつも買っている長安へ。ここは信頼できる。以前李王朝の紙箪笥もここで買っている。紙箪笥は韓国独特のもので 紙を何重にも貼り合わせ固い外皮が作られている。今回はペンや細かい文具を入れる小さな引き出しを購入する。日本円で三万円程だから良い買い物ができた。 その後キム・ヨンスー先生と夕食。韓国の伝統料理。しかも宮廷料理(チャングムに出てくるようなもの)韓国料理というと 焼肉とかキムチを思い出しがちだが 本当の伝統料理にはあまり肉とか辛いものは出されない。むしろ野菜を中心としたもので様々な隠し味が含まれていて味わい深い。


9月12日(水)

朝食後 事務所にスケッチをメールで送る。その後近くの清渓川を散策する。ここは最近まで 上部に高速道路の高架橋が走っていた。そして下の川は暗く汚れていたのだが 高速道路を撤去し川及びその両岸は美しくデザインされ今ではソウル市民の憩の場となっている。多くの建築、ランドスケープアーキテクト、デザイナーが参加している。このような思い切った計画は日本も見習うべきだろう。散策の後、お粥の専門店に入り アワビの特上お粥を食べる。これが旨かった。市内を散策しロッテショッピングセンターをぶらぶら周る。その後11階の寿司広場で昼食。ここが旨い。

前回見つけたお奨めの店だ。満足。ホテルに戻り 午後二時にソウル大学の金先生が迎えに来て ソウル大学へ。午後4時からレクチャー。中国の学生もそうだが 韓国の学生も元気が良い。やはり 成長期にある国(つまり希望が先に見える国)の勢いであろう。その点成長の止まった日本(希望が見えにくい)の学生が元気が無いのは止むを得ないことなのかもしれない。
講演後学生の質問を受ける。活発な学生の質問には驚かせられる。
質問の内容も的確で レベルも高い。ソウル大学は韓国でも最難関校なのである。 ここは学部5年制をとっている。勿論これは UIAに適合するためである。日本の4年制も早く手を打たないと世界から遅れてしまうだろう。


講演の風景


講演後 ソウル大学構内のウォーカーヒルが経営する中華料理店で金光鉉先生、キム・ヨンスー先生とで夕食。


9月13日

朝7時にキム・ヨンスー先生が迎えに来て金浦空港まで送ってもらう。8時半ソウル発。11時羽田着





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