出張日記

2008年

8月5日

昨夜、コンペの提出。その後、別のコンペのエントリーの書類提出準備で事務所を出たのは午前2時30分。いつでもこんな生活をしているのか。起床後、朝食を取り、12時から千葉大で3年設計製図の第2課題のプレゼンテーション・講演会。午後4時5分千葉発のエアポートエクスプレスで成田空港へ午後6時40分、成田空港発ホーチミンへ。今回の出張の目的は、8月23日から8月30日までヴェトナムで行われる日本人建築家講演会・ワークショップの事前打ち合わせのため。ハノイの日本大使やホーチミンの総領事、ヴェトナム建築家協会、ホーチミン建築家協会、ダナン工科大学が主な目的地。23時ホーチミン空港着。タクシーでメトロポールホテルへ。


8月6日

タクシーから空港へ。ホーチミン10時発12時ハノイ空港着。タクシーでFortuns Hotelへ。チェックイン後、ロビーで13時30分から国際交流基金ハノイ支部を表敬訪問。今回のイベントは、日本・ヴェトナム国交樹立35周年事業の一環として国際交流基金の助成によって行われる。
14時30分、ヴェトナム建築家協会訪問。ハノイ講演会に関して打ち合わせ。その後、近くのカフェへ。次のの予約まで時間があるので、しばらくホーアンキュに湖北の旧市街地を歩き回る。  
ハノイ市街                               夜店

15年前に比べて街の建物群は、全く変わっていない。変わったのは、観光客が圧倒的に増えたこと。テンポのサービスが悪くなったこと。言い換えればかつての人々の純朴さは、失われ、観光客ずれして失われてしまったこと。物価が安いのは、昔と変わらない。昔良く行った中華の金華(モン・ホア)を探したが見つからない。4時30分にカフェに戻り5時に日本大使館へ。
大使に今回のイベント(講演会・ワークショップ)の説明。終了後、一旦ホテルに戻る。19時、レストランへ。N氏と待ち合わせ。すると全くの偶然で国際交流基金のFさんにばったり出会い、一緒に食事。10時にN氏のアパートへ。日本の学生が多くいて夜半まで話し込む。


8月7日

ホテルを8時45分出発。10時30分ホーチミン空港発、昼前ダナン着。ホテルに荷物を置いて午後2時にダナン工科大学への学長や担当教授達と8月23日から29日までの日本・ヴェトナム建築学生の共同ワークショップの詳細な打ち合わせ。その後、ワークショップのスタジオ(製図室)や日本の学生が宿泊する学生寮を視察そこから、教授達と大学の車でワークショップで学生達がスタディ、提案を行う敷地を探すために市内を回る。大学側が提案した候補地から最終的に5つの敷地に絞り込む。結果的には面白い敷地が選ばれた。そこからホテルに戻り、レストランで夕食。

  
ダナン工科大学じょ学長との打合                  ワークショップの敷地

8月8日

ホテルを6時45分発。ダナン空港8時、ホーチミン空港9時着。タクシーで在ホーチミン日本総領事館へ。総領事、首席領事、文化担当官に今回のイベントの説明。ホーチミンにおける講演会には総領事がオープニング・スピーチをしてくれることになる。打ち合わせ後、近くのレストランで昼食。
タクシーでL氏のオフィスへ。L氏はアート関係のプロデュースをしてくれる人でアート・建築関係の書店も経営している。そこからヴェトナム航空に行き、建築家全員のチケットを購入。16時にホーチミン市建築家協会へ。25日の日本人建築家5名によるホーチミン建築講演会の細かい内容をつめる。ホーチミンの人達はフットワークが良く。あっという間に決定されていく。


ホーチミン建築家協会の方との事前打合

ハノイはそれに比べると官僚的でディスカッション・メーキングが遅い。やはり、共産主義時代のビュロークラート的な進め方が相変わらず残っている。そこからドンゴイ通りに行き、ショッピング、シェラトンホテルのKhaisilkでシャツを3枚オーダーする。明日の夕方までに出来ているどうから驚きである。
19時レストランで夕食。丁度、テレビで北京オリンピックの開会式を放送していた。客もテレビに釘付け。ホテルに戻ったのは、22時。


8月9日

正午、ホテルの部屋で溜まったメールに対してメールを送る。1時間ほどかかる。その後、N氏とホテルの外へ出る。この辺りは、バックパッカーや学生などを対象とした易いホテルが並んでいる。そのため、多くのヨーロッパ人の姿があちこちで見受けられる。その理由は、この近くには、かつてホーチミン中央駅があったからだ。その駅は、今郊外に移転され、現在は大きな公園になっている。そしてここは、市民の溜まり場になっていて朝になると太極拳、ジョギング、散歩、などを楽しむ市民が見受けられる。
そこから近くのメキシコ料理のレストランへ朝食をとりに行く。ホーチミンでメキシコ料理というのも奇妙な話だが、結構うまい。ホテルに戻り、そこからワンさんの事務所へタクシーで向かう。ワンさんは、ホーチミンでも珍しい建築専門の書店を開いていて、しかも自ら、デザインの事務所を取材している。彼女の所有しているこのビルは、なかなか商社な建物で、ランドスケープも美しい。4階建ての建物であるが、2階以上には小さなデザイン関係の事務所が数多く入っている。彼女と今後様々なコラボレーションを行うことで合意する。そこからタクシーで日本人専用の喫茶店に向かう。ここには、日本の新聞や雑誌が置いてあり、今日は、土曜日ということもあり多くの日本人特に駐在員や旅行者などの姿が見受けられる。午後2時にヴェトナム航空へ向かう。ここで切符を購入する。8月の下旬にワークショップに来る5人の先生方の国内線のチケットをすべてここで手配する。ここで買うと日本でチケットを購入するよりは、はるかに安い。1/2〜1/3の値段で買える。
そこから一旦ホテルに戻る。そして、僕は、近くのドンゴイ通りに出て再び、買い物をする。午後6時30分日本料理店へ。久々の日本料理なので料理をじっくりと味わえる。9時に一旦、ホテルに戻りシャワーを浴び、着替えをしてそこからタクシーで空港へ向かう。午後11時55分でホーチミン出発、成田へ向かう。
機中、サービスをしてくれたアテンダントが非常に親切だった。話題も豊富で、様々な楽しい話をすることが出来た。運が良いとこの様にすばらしいアテンダントに出会うこともでき、旅の疲れも吹っ飛ぶ。


8月10日

7時30分、成田着。そこからまっすぐ大学へ向かい、ゼミを行う。

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